ニュースをみる度に胸が痛いこの頃。ロシア。あまりにも非道すぎる。
発熱での休暇中、「T-34 ザ・レジェンド・オブ・ウォー」がアマプラの無料視聴対象になっているのを見つけた。この映画は、最近レンタル落ちのDVDを購入したのだが、やっぱりHD映像で観たくて。
観た。やっぱり素晴らしく面白いの。戦車戦は迫力と娯楽性抜群。
人間ドラマは男っぽい骨太さで、これも娯楽性タップリ。
敵役のナチス将校は有能ながら冷酷になりきれない(詰めが甘い)人物に描かれていて、彼の最期のシーンもちゃんと人格的救いが用意されていた。
(後で… 映画「T-34」のナチス将校の残忍さなど、ソ連・ロシアのそれと比べれば全然たいしたことない。ということを無意識に語っているのかも知れないと、フト感じた次第。)
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3月25日(金)
先週ブックオフで米原万里さんのエッセイを買ったことがきっかけで、ずいぶん前にキンドルで買った「オリガ・モリソヴナの反語法」を再読していた。
フィクションだけど、ドキュメンタリーのようなリアリティ。ぐーーっと引き込まれて、単行本で400頁超ある長編をどんどん読み進んでいく。
散歩から戻り、グリュミオーの音盤を聴きながら残りの部分を読み終えた。
この本の中でスターリン時代の粛清が描かれるんですが、もう、その苛烈さが物凄くて。ナチスのホロコーストとどう違うのか。という感じです。
政治体制を守り維持するための犠牲を顧みることは全くない(同じ民族であっても)
ほんの少しの「反体制(になりうる)分子)」を除去するために、無辜の人々を丸ごと処刑することもいとわない。むしろそれが正義…という体制。
父ちゃんのような世間知らずが、知ったふうな批判することは無礼とは思うけど。
この、収奪の帝国機構は完全に否定しなくては。
ロシア、共産中国。そしてそれになびく国々と対峙する時代が、急にきてしまったのかなぁ。
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今日は曇り空ながら暖かで、田んぼからカエルの声が聞こえた。
鉢植のライラックの芽が膨らんでいる。
さっき、食パンのポイント応募はがきを出してきましたよ。
父ちゃんの身の回りは、ありがたいことに平和そのものです。