どいの父ちゃんのブログ

素人オーディオと 亡き犬と サラリーマン残り火生活

UKからCCCPへ

f:id:doinotouchan01:20211019204904j:plain我家のステレオ・セットにメンバーチェンジがありました。

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f:id:doinotouchan01:20211019204926j:plain10月15日(金)N兄が持ってきてくれた真空管パワーアンプ

使用管球はソ連製のEC33Cです(*´ω`*)ポワ~ン

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この球は昔(高校生くらいの頃)、父親が使っているのを聴かせてもらい、

「これはすごーい!!」って感じたものでした。

「いつか、この球のアンプを自分のモノとして使いたいものよヨヨ」とも思いました。

 

あれから40数年、N兄がこのアンプをもって来てくれた。

N兄曰く「現状のアンプ:KT88(英国GEC製)プッシュプルと聴き比べて、気に入った方を使うといい」(アリガタイ…<(_  _)>

N兄、更に曰く「この週末3日間のあいだに決めればいいだろう」

 

このアンプには電源スイッチが2つある。

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右側を先にONにして1分ほど通電してから…

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左側をONにする。こうやって予備電圧をかけて慣らしてから、本来の高電圧(「280V」と言ってたと思う)をかけるそうで。

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当日は暖機時間が短いながら、N兄にも取り急ぎ音を聴いてもらおうということで。

f:id:doinotouchan01:20211019205514j:plain父ちゃんがまずかけたCDはこれです。

フォーレピアノ三重奏曲の第2楽章(良い曲ですよ)

演奏は、デュメイ(v)、コラール(p)、ロデオン(cl)

一聴してヴァイオリンとチェロの音に厚みと滋味が感じられた。

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KT88にも、立派でエモーショナルな表現力が十分あったのだが…、EC33C怖るべし。

 

次にかけたのは(これを聴こうと決めてた)この音盤

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ビル・エバンス「ワルツ・フォー・デビー」

エバンスが、スウェーデン人の歌手:モニカ・ゼタールンドの伴奏を務めたもの。

大好きな9番目のトラック「Some Other Time」をかけた。

ビルさんの、優美でエロティック(シタゴコロ見え見え)とさえいえる伴奏の、その一音目の響きが…。おおすげー。

N兄とともに、ちょっとため息をついてしまったのでした。

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このアンプで鳴らすとね。

なんちゅうか(本中華)…、すべての楽器、パートにきめ細かく照明があてられている感じなんですよ。ちょうどいいコントラストで演奏(音楽)が聴こえて、みえる。

父ちゃんの中の「EC33Cへの思い入れ」みたいなものも多少影響したのでしょうけど。

「3日間の視聴期間」は、はや無用となり、即決で接続させてもろた。

このアンプ、発熱量すごく多いです(^-^;

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毎日毎晩、このソ連球のアンプの音色を楽しみながら、なじませておりまする。

リチャードアレン(金八)もEC33Cのドライブに応え、緻密かつ汁気の多い音楽を奏でてくれます(^0^)~♪♬