我家のステレオ・セットにメンバーチェンジがありました。
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使用管球はソ連製のEC33Cです(*´ω`*)ポワ~ン
この球は昔(高校生くらいの頃)、父親が使っているのを聴かせてもらい、
「これはすごーい!!」って感じたものでした。
「いつか、この球のアンプを自分のモノとして使いたいものよヨヨ」とも思いました。
あれから40数年、N兄がこのアンプをもって来てくれた。
N兄曰く「現状のアンプ:KT88(英国GEC製)プッシュプルと聴き比べて、気に入った方を使うといい」(アリガタイ…<(_ _)>
N兄、更に曰く「この週末3日間のあいだに決めればいいだろう」
このアンプには電源スイッチが2つある。
右側を先にONにして1分ほど通電してから…
左側をONにする。こうやって予備電圧をかけて慣らしてから、本来の高電圧(「280V」と言ってたと思う)をかけるそうで。
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当日は暖機時間が短いながら、N兄にも取り急ぎ音を聴いてもらおうということで。
父ちゃんがまずかけたCDはこれです。
演奏は、デュメイ(v)、コラール(p)、ロデオン(cl)
一聴してヴァイオリンとチェロの音に厚みと滋味が感じられた。
KT88にも、立派でエモーショナルな表現力が十分あったのだが…、EC33C怖るべし。
次にかけたのは(これを聴こうと決めてた)この音盤
ビル・エバンス「ワルツ・フォー・デビー」
エバンスが、スウェーデン人の歌手:モニカ・ゼタールンドの伴奏を務めたもの。
大好きな9番目のトラック「Some Other Time」をかけた。
ビルさんの、優美でエロティック(シタゴコロ見え見え)とさえいえる伴奏の、その一音目の響きが…。おおすげー。
N兄とともに、ちょっとため息をついてしまったのでした。
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このアンプで鳴らすとね。
なんちゅうか(本中華)…、すべての楽器、パートにきめ細かく照明があてられている感じなんですよ。ちょうどいいコントラストで演奏(音楽)が聴こえて、みえる。
父ちゃんの中の「EC33Cへの思い入れ」みたいなものも多少影響したのでしょうけど。
「3日間の視聴期間」は、はや無用となり、即決で接続させてもろた。
このアンプ、発熱量すごく多いです(^-^;
毎日毎晩、このソ連球のアンプの音色を楽しみながら、なじませておりまする。
リチャードアレン(金八)もEC33Cのドライブに応え、緻密かつ汁気の多い音楽を奏でてくれます(^0^)~♪♬