この週末に観た映画は「LAST LETTER」(2020年、岩井俊二監督)
公開時、「絶対観よう」と思っていたのに劇場に行きそびれてた。
その後忘れてて、レンタル屋さんでブルーレイを見つけて借りた。
これ、とても良かったわぁ。
仙台が舞台。いつもながらの映像美で描かれる少女たちの思春期感(…というより小娘感?)
松たか子いい。森七菜という人、この映画みるまで知らなんだけどとてもいい。
この頃あんまり好みじゃなかった広瀬すずも良かった(また好きになれそう)
それから、小室等もよかった。
岩井作品って、いつもどこか浮世離れしているというか、非現実的な感じ(都合のよい偶然を含め)がついてまわって、でもそこが嫌ではなくて、なんちゅうか、ユーモアというか面白さ=映画的な美になっていると思う。
「2時間」が全く長く感じない映画でした。
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6月6日(日)は雨模様だった。風は静かでいい感じ。
散歩と朝食を済ませ、少し早い時刻にK市の母ちゃんの実家に向かった。
母ちゃんの実家は、昭和61年に母ちゃんの両親が建てて銚子から引っ越した家。
平成4年に母ちゃんの母親が亡くなってから、父親(G)が一人暮らししていた。
3.11震災で液状化現象が起きて家は傾いてしまった。Gはその年の秋に亡くなった。
一人娘の母ちゃんが家と土地を相続してから1~2ヶ月毎に実家に行って、庭掃除や庭木の枝払いをしていた。
2019年9月の台風で屋根上の温水器が飛ばされたりした。幸い隣りの空地に落下して人様に迷惑をかけることはなかったが、母ちゃんの心配事は増えてしまった。
去年、母ちゃんは実家を売却する決心をした。いろいろな業者を当たっていく中で、地元の不動産屋さんに、今の状態のままで買い取ってもらうことになった。
この日は、実家の物入れの中に入っている書類や、アルバム類を引取りに来たのでした。
もうしばらくすると、この家は他の人の物になる。
母ちゃんは、両親に「申し訳ない気持ち」だと云った。
でも仕方がないよ。きっと優しく許してくれる。
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実家の玄関に施錠して、紫陽花のお寺に向かった。
静かに細い雨が降って、紫陽花見物にちょうどいい。
まだ五分咲きくらいかな。
でも十分に美しい。
去年は本堂の前の菩提樹の花が甘い芳香を放っていたが、
今年はまだ…
つぼみ状態でした。
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6月7日(月)の朝…
朝刊に、この間乗った小湊鉄道の広告(^-^)
グスタフの墓に植えたヤマアジサイの花は、そろそろ終わる…