どいの父ちゃんのブログ

素人オーディオと 亡き犬と サラリーマン残り火生活

百円の恋 安藤サクラさん すてきっ(^○^)!


家裏の 物置の引き戸の取っ手…
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去年、大きなアマガエルがこのくぼみを居場所にしていました。
今年も来てくれると嬉しいのだけど… いませんね~
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ケヤキの木の うろ には、怪獣顔のカエル君がいた。

さて…
先月買った映画のDVD「0.5ミリ」には 感心しました。

一番感銘を受けたのは、主演の安藤サクラさん。
複雑で魅力的な主人公:山岸サワ そのものになりきっていた。
父ちゃんは、このヒトがスキになって… 
サクラさんが主演し、昨年公開された映画「百円の恋」も買ってしまいました。
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監督:武 正晴
上映時間:113分

【あらすじ】
32歳独身男性経験ナシ の斉藤一子(さいとう いちこ/安藤サクラ)は、身体も心もだらしなく、ヤル気もない寄生生活者。
息子を連れて実家に出戻ってきた妹と、どーにもやりきれない喧嘩をして家出する。
自活せざるをえなくなった一子は、24時間営業の100円ショップで深夜パートを開始する。
そんな中、通りかかったボクシングジムで、引退間際のボクサーと出会ったことをきっかけに、一子の生活に変化が生まれる…

【感想】
「一子の生活に変化が…」と言っても、ありがちな健康的なものではないのです。
この映画は、1~2名の例外を除いて、隙間だらけの、気品も配慮もない人物ばかりが登場します。多くの人に好かれるタイプの映画では、ないのでしょうね。
「一子の生活の変化」も、やはり「やりきれない雰囲気の中で進行…」していくのです…
が、リアリティのある不思議な力が、画面にみなぎっていることは確かです。
ちなみにこの映画「15歳未満(の良い子)は見ちゃダメだよ」ということになってます。

簡単には言い尽くせないのですが、
「この国に発生してしまった『ヘンな貧困さ』を溶かすのは生易しいことではナイゾ」という感じ…なのだけど、そうだけど、「勇気と前向きなキモチはもてるんだ」というようなエンディングではあります。それが長続きするのかどうか…、少し意味深・微妙なエンディングでもあるのですが。

全体の75%を占める「やりきれなさ」の重しが効いているせいか、
最後のボクシング試合につながる一連のシーンは、不思議な爽快感と期待感があります。

「自堕落さ、無気力さ、そして、哀しみと怒りと……ココロザシ!」が、
身体全体から湧き出してくる 安藤サクラさん。 スゴイ女優さんだなぁ。