どいの父ちゃんのブログ

素人オーディオと 亡き犬と サラリーマン残り火生活

しあわせな日課 (夏のおわりの思い出)

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2002年8月下旬…
父ちゃんはマウンテン・バイクで転倒し、3週間ほど入院生活を送りました。
『腰椎圧迫骨折』でした。
入院先は自宅から1㎞ほどの総合病院。最初のうちは安静を要しました。

 
病室が、1階の廊下の突き当たり横にあり、ベッドが出入口に近かったので、
横になったままで、開いたドアから、廊下のガラス越しに外の景色を眺めることができた。
これは、退屈な父ちゃんにはありがたいことでした。
 
朝夕、母ちゃんとどいが、病院裏の道を散歩する姿も見えました。
 
10日ほど経過して、ベッドを出る許可がでました。
父ちゃんは、どいのお散歩タイムに廊下に出て、どいが来るのを待ちました。
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自宅の方角から、母ちゃんとどいが、やってくる。
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母ちゃんが、窓際にいる父ちゃんを指さし、どいに教えます。 
「どい、ほら。あそこに父ちゃんがいるよ」
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どいは、きょろきょろ。そして、父ちゃんを見つけます。
猛スピードで空地を横切り、父ちゃんのそばまでやってくる!
前足をガラス窓にかけて、二本足で立ち上がる。
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そして、お腹を見せて横たわり、ヒーヒーないて、じたばたします。


 
こんなふうに、朝夕どいと逢うのが、日課になりました。
入院仲間の(退屈な)オジサンたちも、看護師さんも、
どいが来るのを待ってくれるようになった。
 
この年、9月に予定していた3泊5日の家族旅行は、父ちゃんの入院で取りやめになったけど。
どいを人に預けて旅行するより、ヨカッタかなぁと…今は思います。
 
ささやかな。思い出です。