「飛鳥の湯」にのんびりと浸かった後…
四国遍路八十八箇所巡り第五十一番札所「石手寺」目指して、県道187号線を東に歩きだした。途中にあった気になる理髪店。その店構えだけでなく、裏が墓地というところが味わい深い。…どこか妖怪めいている(^^;)
約20分で石手寺山門前に到着。ハンサムな弘法大師像のほか、上座仏教的仏陀像や義民めいた謎の石像などが置かれ、カオスな雰囲気が漂う。立派な石畳の屋根付き通路には占い師のブースや、やきもちの店が出ていた。
やきもち買おう。たしか1個150円で販売は2個から…だったかな。
白餅とよもぎ餅のセットだった。悪くない。
イートイン的な椅子の横には狸の像。
父ちゃんが子供時代の大映映画「妖怪百物語」を思い出す(^^;)
山門にさげられた大きな「わらじ」に、びっしりと何かが挟まって光っている…。
一円玉だぁ。お遍路さんが、ささやかな来訪の足跡として挟んでいったものと想像された。その思いの呪術的な重さに、ちょっとした寒気が背中を走った。
石手寺は、重厚な三重塔がある立派なお寺。
本堂をお参りして御朱印をいただいた。にこやかな婆さんが袋に入れてくれた。
実家の宗旨は真言宗で、亡父の命日も近い。母のための御朱印もあわせ2通。
動物的脂っこさを持つ、不思議な石手寺訪問を終えて、道後温泉に戻ったのだった。
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道後公園展望台に上り、今夜のお店「上半」に予約電話すると…。「開店から2時間以内」の条件付きでテーブル席の予約が取れた。ラッキー(^^)/
到着。
開店時間17時ジャストに入店。
まずはビール。それから「小鉢(小松菜と松山揚げの煮びだし)と刺身とじゃこ天の3点おつまみセット」。揚げたてじゃこ天は想定外の美味。刺身もプリプリで旨いぞな。小鉢は父ちゃんには甘すぎたけど。
お寿司(800円)は、これも新鮮ネタで美味であったわい。
母ちゃん&父ちゃんはそれぞれ、地酒三種おためしを注文。
アジの塩焼き
串6本
ポテトサラダ
最後に焼きおにぎり。料理も酒も旨かった。19時前に店を出た。
ホテルには歩いて帰ろう。路面電車のレールを目印に夜の街を行く。
月下の松山市役所
漱石が教えた松山中学校跡のビル前。中学教師時代の漱石の写真を、昨日「子規堂」で見たが甘いハンサム・フェイスだった。モテたろうな…と思った。男子校だろうけど。
ホテル前に戻ったよ。
部屋でサッカーW杯予選、日本VS北朝鮮を観て、早めに就寝しました。
続く。