今年、庭のヤマボウシが紅葉した。
例年は、すぐに枯れて落葉してしまっていたのに…
11月6日(金)朝刊の一面広告… by 積水ハウス
いやぁヤラれた。あのTVコマーシャルを思い出して…ね。
大学進学のために少年時代から一緒に過ごした愛犬(ゴールデンレトリーバー)と別れて家を出た青年が、夏休みに帰省する。青年の帰りを待ちわびていたその老犬が、駆け足で玄関に向かう姿と声が浮かんで、朝からまたまた涙腺が緩んでしまった。
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さて。我家のスピーカー:リチャードアレン3Way=「金八」のこと。
今年1月にウチに来て、春ごろから徐々に「鳴る」ようになってきて。
その後、日によっては「おお…」と感嘆の声が漏れるような、見事な音楽表現をする事があったりするようになったりしちゃったり・・・・(^-^)
(「自画自賛」という四文字熟語)
シロート父ちゃんなりの推理では、1月以来のエージングで、しばらく鳴らされていなかった各ユニットの潤滑がよくなり、経年劣化してユルくなっているエンクロージャを、偶然イイ具合に鳴らし、リチャードアレンが元来もっている「元気のよさ」「精気」を前面に押し出したのではないか…
(「自己満足」あるいは「夜郎自大」という四文字熟語)
「更にさらに、良い音にしたい」という欲求が沸き上がり…
そんな中、安倍政権が行った「定額給付金」10万円が懐に…、
この、ある意味での「バブルマネー」を有意義に使う方策として、傷んだ金八エンクロージャの補修を思いついた。
しかし、40年ほど前にこの箱を製作した業者さんは、既に無く。
BACの大先輩:こばさんにご紹介いただいた長野県の会社「H.T.NAVI社」さんにお願いして、丁寧な補修をしてもらった(これは補修中の写真)。
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そして帰ってきた金八…
父ちゃんは大きな期待をもって(N兄の助けを受けながら)、補修成った箱の梱包を解き、再接続したのだった。
…しかし、金八は…鳴らなかったのでした。
第一、音が濁ってた。⇒これは、パワーアンプと金八を結ぶケーブル接点の接触不良が直接の原因ということが、わかった。
接触を回復したら「濁り」は是正されたが‥「音の精気」が戻らない。
その要因は、補修と表面に塗布されたニスが箱を堅牢にした一方、父ちゃん仮説の「美しい箱鳴り」を抑え込み、金八の美点を抑制してしまったのではないか…と思われた。
しかし、それもいつかは改善するはず…と、父ちゃんは諦めずに毎日鳴らした。
ほぼ毎日欠かすことなく、一時間前後、鳴らした。
…するとね。
ここのところ、実に良くなってきていたのです。
「音の精気」「音楽の悦び」を再び感じられるようになってきたのです。
金八の「音楽性」は、音楽が進むときに重心が少し前に傾斜してかかる感じがする。それが、音楽的なスピード感を生む。
同時に、クレッシェンドの音量の上がり方やデクレッシェンドのフェードアウトが、聴いている父ちゃんのココロに響いてくる。
それは、演奏者の音楽へのシンパシーが、流れ込んでくる感じなのですね。
ああ。いつもながらの「自画自賛」「我田引水」だなぁ。
でも、本当にイイのですから仕方がない。
リチャードアレン(金八)は決して高価・高級なユニットではないが、珠玉のような製品ぢゃ。この「縁」たいせつにしたいと思ふ…
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以上、金八「復活」の記事をアップしようとしていた今週…
11月6日(金)に帰宅したら、H.T.Navi社から宅配便が届いてた。
中身は、コレなのだ。金八の上にスーパーツィータ(STw)を載せるための台
設置すると、こんな感じになる。STwは、パイオニアのリボン型PT-R7
可聴帯域外の40kHzから上を、コヤツに任せるのです。
11月7日(土)の午後、N兄にきてもらって接続した。
コンデンサーはカッチョイイ「ヴィタミンQ」
…音を出すとね。
金八が、大きなフロア型になったみたいな鳴りっぷり。
空間感が増して、普通のCDがSACDみたいに聴こえる(気がする)。
うん。金八は進化した。
ウレシイ嬉しい。BACの皆さんにも、聴いてほしいと思いました。(#^-^#)
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庭のヒイラギモクセイの花が咲いた。
仄かで高貴な香りが好き