どいの父ちゃんのブログ

素人オーディオと 亡き犬と サラリーマン残り火生活

呼び覚まされる記憶

休暇取得してできた10連休(6/24~7/3)後半のこと…

連日アツかった…(^-^;ケド、シュレーゲル兄弟がほぼ毎朝いてくれて元気もろた

***

東京/鎌倉散歩のあとは特にイベントはなかったけど…。

リフォーム後の整理や飾りつけをする流れで、IKEA新美郷店に出かけて照明器具、ポスターや額縁、フェイクグリーンなどを買い込んだ。

翌日、IKEAで合流したこたちゃんと鹿島神宮を緑陰散歩。

御手洗池の湧水は、あいかわらず冷たかった。

***

少しづつ片付けて、リビングルームはようやく落ち着いてきた

ステレオセットアップもできあがってきて、暑中、エアコンかけて音楽を聴いてた。

***

休暇最終日にブックオフで買った本。

村上春樹「雑文集」(110円)

村上氏の文章は読みやすくて気持イイ。父ちゃんは特に音楽について書かれたエッセイが好きで、そういうのを読みたくて買いました。

この本の中の、氏の若い頃のオーディオ遍歴が琴線に触れたのでした。以下、長い引用になります(村上家にステレオが入ったという記述に続いて…)

 ただ、このステレオはいちおうリビングに置いてあって、家族共用だったから、自分だけの再生装置がだんだん欲しくなってきた。自分の部屋で、誰にも邪魔されずに好きな音楽をがんがん聴きたかったんです。それに音質だってあんまり褒められたものじゃなかった。針も安物だし、コンソールの共鳴音なのか、ボンボン箱鳴りみたいなのがするし。もうひとつ、そのころになると「これからはコンポの時代だ」というようなことが雑誌に書いてあって、単体のプレイヤー、アンプ、スピーカーを組み合わせた本格的なものが欲しくなってきた。それで、高校二年生の終わりころだったかなぁ、せっせとお金を貯めて、それだけじゃ無理だから親にさんざん頼み込んで、自分でセットを組みました。ニートというメーカーのターンテーブルに、フィディリティ・リサーチのアームとカートリッジ、トリオ(現ケンウッド)の真空管式アンプ、イギリスのリチャードアレンが出していた8インチ(20センチ)口径のダブルコーン・スピーカー。オーディオ雑誌なんかで何がいいのかっていろいろ研究しましたよ。当時はピンケーブルひとつにしても、全部自分でハンダ付けしてつくらなくちゃいけなかったし、プレイヤーのボードを糸のこで切ったりとか、ずぶの初心者にとっては、組み立てるのはけっこう大変だったですよね。だから実際にスピーカーから音が出てきたときは嬉しかったな。

 大学は早稲田にありましたから、新宿のレコード屋さんでアルバイトして、その給料でせっせとレコードを買っていました。アルバイトしてるとレコードが安く買えたんですよ。それで新しいロックみたいなのはレコード屋で働きながら聴いて、ジャズは当時たくさんあったジャズ喫茶やライブハウスで聴いて、と音楽浸りの日々でした。勉強なんかしないで、アルバイトと音楽ばっかり。初めは寮に住んでいたんですが、そこをほとんど追い出されるみたいにして出て、本とレコードで床が抜けそうな安アパートで、さっき言ったリチャードアレンの20センチのスピーカーを中心としたシステムで、とにかく切々と音楽を聴きまくっていた。

これはインタビューの書き起こしですね。村上さんは昭和24年生まれで、父ちゃんより11歳も年長だけど。

ここに出てくるオーディオメーカー名には懐かしさを共有できます。唯一「ニート」というターンテーブルメーカー名は初耳だったが、ヤフオクを見ると「Neat」で出品がありました。

…脇道から戻ります。

今、使っているリチャードアレンの8インチダブルコーン(New Golden8)のことが書かれていて、うれしかったんですよ。父ちゃん家では「金八」と呼んでいるユニットのことですネ。

これはちょうど50年前の製品。「金八」については昔、父ちゃんの父親が大変に推していて、父のこんな趣旨の文章を読んだ記憶があります。

「音楽を聴くとき一番よいのは『生演奏』を聴くことだが、残念ながら田舎暮らしをしているとその機会を得にくい。リチャードアレン(金八)はそういう人に勧められるスピーカーだ。理由は、生きた音を出すからだ。計測器で測られる数値とは別に、金八が鳴らす音楽は生きている…」

還暦が近くなってから、縁あって再び金八で音楽を聴くことができて、上記の亡父の記述を実感として感じることができています。また当時、金八はユニット一本7,000円くらいで手が届きやすい事も美点でした(若き日のハルキもやりくりの中で入手しているしネ)

なんか、持ち物自慢をしてるようで…(スミマセン)

でもね。リチャードアレンはよいスピーカーです。他の人の文章(活字)でその名を見ると、うれしくなります。

***

昨夜は、この音盤を聴きなおした。

ザ・ヨーロピアン・ジャズ・ピアノ・トリオ「artfully」

2001年3月、ロンドンPizza Express Jazz Clubでのライブ録音

録音が非常によくて、ビル・エバンスの「ワルツ・フォー・デビ―」ほどではないが、グラスが触れ合う音やお客の咳する声が聞こえるのも愉しい。

***

台風4号九州に上陸か?という今日

我家は早朝から夏の日差しでした。

シュレーゲルが一人、今朝も居てくれて出勤前に元気をくれた(*´ω`*)

今夜は帰宅後に何を聴こうかな(^o^)丿