6月20日は、シュレーゲル・アオガエル:グスタフの命日。
この日、先週末に「下見」した潮来市の二本松寺に母を誘った。「梅雨の晴間」…強めの陽ざしが差していた。
紫陽花が先週よりもたくさん咲いて、ゴージャスでした。少しキツめの坂道も、頑張って登りました。
卒寿を超えて健脚の母を、誇りに思います。
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遊歩道の散策を終えてやってきた本堂の前は、甘い香りがたちこめる。
菩提樹の花が、咲いているのでした。ああ。良い香りだ。御朱印(母は紫陽花、私は疫病厄除祈願)をいただき、売店できな粉餅を買った。
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帰宅すると、鉢植のライラックの葉の上にシュレーゲル・アオガエルがいた。
(ここのところ、数日ごとに現れる、斑点の在るあのヒトです)
i-Padに送った写真は見ていたのですが「実物」のこのヒトに会うのは初めての母。
「カワイイねぇ。こちらの思っていることをみんな解ってくれてて、話を聞いてくれそうね」…そうなんですよ、母さん。
シュレーゲルは、器量よしで賢い、素晴らしいカエルなのですよ…
私も心から嬉しい、母とシュレーゲルの邂逅だったのでした。
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さて。最近、中古で購入した音盤2種のこと。モーツァルト「弦楽室内楽全集」
12枚のボックスセットもの。
最近、モーツァルトの室内楽に関する吉田秀和氏の文章を読んで、こういうセットが欲しくなっっちゃったのでした。
1980~90年代を中心とした、比較的新しい録音盤…だ、そうです。
枚数が多いので、まだ全ては聴いていませんが、この中では「フランツ・シューベルト四重奏団」の演奏が、録音も含めていい感じです。少し前に拘っていた「ディベルティメントK. 563」も勿論入っていて、このセットでは寺神戸亮さんのヴィオラが加わったトリオによる演奏。
…でも、やっぱり今のところは、こっち(デュメイ組)の方が好きだな。
もう一枚は、ジョニ・ミッチェル「Shadows and Light」
これは1979年のカリフォルニアでのライブ録音。
ジョニの曲とボーカルも素晴らしいが、バックを務めるミュージシャンがまたスゴイ。
特に、ギター(パット・メセニー)とベース(ジャコ・パストリアス)の掛け合い、それに乗ってくるジョニの歌…
CDの録音リミット一杯であろう72分間を通して聴くことが、全然苦にならない傑作音盤でした。
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夏至を過ぎた、今日(6/23)の午後は、晴れた。
帰宅したら、黄色くてピンクの夕暮れ。
ライラックの枝に、3日ぶりのシュレーゲルの姿。
ありがとう。キミは、父ちゃんの家のライラックを居場所に決めてくれたのかな。