シュレーゲル・アオガエルを探して、ちかごろ毎朝、庭を徘徊してた。
生垣の枝の上とかに、いてくれないかなぁ…って思ってね。
(昨年亡くなったグスタフの遺影です)
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そんな先週末、隣家のばあちゃんから声をかけられた。
「父ちゃんさん、花はいりませんか?」
「あ。ありがとうございます。でも~…(^-^;」
「遠慮しないで。このまま置いといても枯れちゃうんだから。アルストロメリア。」
「そうですか。じゃあ、遠慮なしに、仏壇に供える分を少しください!」
「はい。どうぞ」…って、もらってきた。
仏壇にはすでに花が供されていたので、玄関のどいの写真の横に生けた。
アレストロメリア。
外見はツツジに似た花。鮮やか原色的ではない、微妙な色合いの花弁。
意識してみれば、散歩道沿いにもたくさん見ることができる花です。
隣家のばあちゃん(Hさん)、ありがとうございます<(_ _)>
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…実はこの方はシュレーゲル・アオガエルのことも気にかけてくれていて。
このあいだ、こういう会話があった。
「父ちゃんさんがいってたカエルさん、ウチの庭の柿の木の枝にいたわよ」
「え。ホントですか。ウチではまだ見かけないけど」
「アマガエルより少し大きくて、顔に黒いスジがない、黒目が細いカエルでしょ?」
「そう、そのとおりです!光彩が金色できれいなヤツです」
「また見つけたら、教えてあげるね」
「ありがとうございます」
年長の女性と仲良しになることは、人生を豊かにするコトなのだ。
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実家から借りてきた音盤を楽しんでる。
モーツァルトのピアノ協奏曲集(1959年~68年にかけての録音)
R.カサドシュのピアノとジョージ・セル指揮/クリーブランド又はコロンビア響
この中では「戴冠式(26番)」がとてもよかった。
オーケストラの、堅牢ながらも金で装飾された白壁のように明るいオケの伴奏にのったピアノの美しい軽やかな響き。
17番の第3楽章もとても良かったなぁ。
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そして6月4日(今朝)
出勤前に、またカサドシュ/セルの「21番」を聴いていると、隣家から呼び声。
ばあちゃんが「いたわよ。これ、ちがう?」
父ちゃんは、サンダルつっかけて、ばあちゃんの庭に伺った。
…シュレーゲル・アオガエルでした。
まだ若くて小さいけれども、器量よしです。
隣家のばあちゃんに、心から感謝。ありがたいことです。
…願わくば、この週末に父ちゃん家にもシュレーゲルが来てくれますように。
ゴイサギ(^^)