どいの父ちゃんのブログ

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きみの色と、ひさしぶりの再会

2月25日(火)1日早く届いた「きみの色」ブルーレイ通常版

晩飯たべてお風呂入ってから観た。素晴らしかった。

劇場で観たときはね。山田尚子さんが作る映像の魔法に酔い、幸福感の中をただようようにして時間が過ぎたのだったが…。2回目視聴の今回は、より冷静に各場面の意味を汲み取りながら観た。そうはいっても、そこは山田魔法。あっという間に100分が過ぎていったのだった。

平凡なシークェンス皆無。なんと美しく、抑制が効いた感情表現。余分なシーンは一切なくて、極限まで無駄を取り除いた作品であることがわかった。

スキな(痺れた)シーンはいくつもある…。「やっぱりソコね」って云われるの、わかってるけど…。

①きみとトツ子がルイへのクリスマス・プレゼント(スノウドーム)を買う。

きみがルイ君への恋心を意識する場面。泳ぐ視線…

二人の周囲に煌めく色が降りしきる。美しい思春期の娘の恋ごころよ。

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②「しろねこ堂」のライブシーン

きみとトツ子自作の歌をルイがアレンジして練習積んでヴァレンタイン祭で演じた。観客はまばらで最初は盛り上がらないが…。2曲目の「あるく」で きみ の歌声がシッカリ掴んだ直後、怒涛の「水金地火木土天アーメン」が畳みかける。シンプルなリズムに観客の善女はノリノリ。そのリアルさ。「けいおん!」での、チト ハナニツク甘やかされ女子ノリとは違う赦しにみちた清らかさ。…撮った写真はどブレでした(^-^;

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③トツ子のジゼル

鈍くさい…と自分で思っていたトツ子だが。シスター日吉子の助けも借りて、きみとルイの悩みを解消させた。その成功体験が自分の色を見つけること(ジゼルを踊れる自分)に繋がった。

夢のように花が咲き乱れる学生寮の中庭で踊るトツ子の姿。

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医大進学するルイがフェリーで去り、きみとトツ子が見送る。

ルイ君が本土の大学に行ってもね。また会えるワケです、冷静に考えれば。だけど、ここでの三人の(特にきみとルイの)感情の爆発は、二度と戻らない「奇跡のひと時」をなぞっているわけで。

クールに旅立とうとしていたルイ君が、隣人が手放した色とりどりの紙テープを投げると蒼空を背景に色が飛び散る。

目を見開いて眺めるきみ。きみの中でその「色」は、再びルイが起こした奇跡。

…この作品は最初から最後まで、あまりにも美しい。褒め杉ですか?イエイエ。本当なのです。

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26日に届いた「よつばと!」16巻のことも…最後の方のエピソードが衝撃だった。

もしかして、この髪型、後ろ姿は…。やっぱりそうだったのか~。20年超の時を隔てた再会に、頁を繰るワシのハートは爆々してたのだった。