高校ではフォーク同好会に入っててね(チトハズカシ)、ワシがボーカル&サイドギターで相棒がリードギター。相棒のSはグレープが大好きで、演じる曲の半分はグレープorさだまさしの曲なのだった。Sと出会うまで、ワシはグレープは「精霊流し」しか知らなんだが、Sからカセット借りて全音の楽譜買って歌えるようになったのだった。
グレープの曲で、一番好きだったのはファーストアルバムに収められた「紫陽花の詩」でね。昨年秋に「長崎旅行」を決めたとき、この歌詞をなぞって歩きたいな…と思ったのだった。
蛍茶屋から鳴滝までは 中川ぬけてく川端柳
ひとの心をごまかすように 七つおたくさアジサイ花は 阿蘭陀さんの置き忘れ
それとも中通を抜けていこか 雨が降るからひさしぶり 賑橋から覗いてみよか
南山手の弁天橋を 超えて帰るは新地を抜けて
出島の屋敷は雨ばかり むらさき夕凪夢すだれ むらさき夕凪 夢すだれ
1月15日(水)の朝、曇り。予報は時々雨だった…
朝はご飯にシラス大根おろしをかけて美味しくいただいてから…
フロントで路面電車の一日乗車券を2枚購入
蛍茶屋へ向かうのだ
通勤客が多いです
終点前の「新中川町」で皆下車して、ワシらだけになった
終点「蛍茶屋」。ここから鳴滝に向かっていく
道を渡ると、ハローキティラッピング車が来た(^-^)
鳴滝方面に曲がる中川の三叉路でアクシデント! 装着してたレンズが故障した(;_;)
14-150mmのズームレンズ。しばらく前から「レンズの装着を確認してください」というメッセージが度々出ていたが、ついに真っ暗になってウントモスントモいわなくなった。…20mm単焦点レンズに付け替えて、散歩を続けた。
シーボルト記念館/宅跡は鳴滝にある。ゆるやかな坂道をのぼっていく
鳴滝高校のグラウンド脇。女子卓球団体で全国優勝の横断幕。すごいね。
細い路地をまわっていくと、少し高い台地上に…
シーボルト記念館
アジサイの季節に花が咲いていたら、興奮して撮影したに違いない…
若き日のシーボルト像
入館料は(たったの)100円
2階の展示室内は撮影禁止だった。展示されていたのは、鳴滝の塾生たちのことや、日本での妻のお滝さん、娘のイネのこと、鍋島候が行った種痘のことなど…。「風雲児たち」や司馬遼太郎「花神」「胡蝶の夢」、手塚先生の「陽だまりの樹」などの記憶が鮮やかに蘇って鼻がツンとしてくる。シーボルトの再来日時、産科医になっていたイネに贈るために持参した外科・産科用医療器具の精巧さ、そして国に帰った時に、妻に送ったカタカナ書きの手紙には、涙がこぼれそうになった。感動して時間が経って50分ほども過ぎてしまったのだった。
時間配分を考えなければ…と反省しつつ外に出た。うっかりしてシーボルト宅を訪ねるのを失念した( ;∀;)…
市立桜馬場中学校も立派
坂道に沿う壁の中は広い校庭
校門前の文房具屋さんには、縄跳びの縄が下がってた(^^)
新大工町をぬけて
また長い石段をのぼる
お参りすませて
御朱印をいただいた
楼門の中におさめられた狛犬は、大洗磯前神社の狛犬によく似ていた
中島川ぞいを歩く。道なりにいけば「眼鏡橋」。少しの雨だ、傘を開く程じゃない
途中「亀山社中跡⇒」の案内板があって、ちょっと寄り道する
また石段の登り坂だけど…
途中、社中メンバーのプレートがある。近藤長次郎、「竜馬がいく」では通称「饅頭屋」いい男だねぇ。数年前の大河ドラマ「竜馬伝」では、大泉洋が好演してたっけ。
寺町だね
しかしキツい坂。細くて曲がった斜面地は、新しく家を建てるのは物凄くコストがかかるだろう…。物の配達も大変だ…と思われた。つきあってくれてる母ちゃんにも申し訳ないキモチになった。
ようやくたどりついた
記念館には、はいらない(^-^;
復路で日がさした。
坂道をおりきって、中通り
ここは「紫陽花の詩」にもでるけど、「きみの色」にもでてくる場所。さぁ眼鏡橋へ
あった。川沿いはランタン祭りに備えてか、提灯が飾られていた
この川にかかる石橋はみな美しい。眼鏡橋だけじゃないね。川には鯉も泳いでいるし。
すこし歩き疲れてる。「めがね橋」電停から西浜町経由して「思案橋」へいく
「思案橋」で下車。そろそろ正午で腹もへってる。
飲食店街を通り抜けていくと…ちょっとディープな通りの中にある…
甲田食堂
丁度いいタイミングで入れた。カウンター席でビールを注文。かー。沁みる。
母ちゃんはアジフライ+刺身定食
ワシは日替(カキフライ+刺身)定食。どちらも揚げたてで熱々、ウマウマ。刺身は歯ごたえ十分で凄く美味しかった。
風俗店が立ち並ぶ思案橋通りをぬけると…
丸山町交番。ここはかつて花街だった。「ゆこか戻ろか思案橋…」。交番横の道をあがると…
物凄い大クスがある菅原神社・大徳寺。石段の上、右手にあるお店は…
長崎名物梅が枝餅の老舗「きく水」。梅が枝餅は福岡天満宮が有名だそうだけど、ここのを食べてみたかった。老夫婦が注文受けてから焼いてくれる。店の構えが、骨董品のように貴重。
大徳寺公園で食べる。
綺麗な箱。まだお腹いっぱいだから、一つだけ。
素朴な味
坂道を下れば、新地中華街はすぐそこ
赤いキャップをかぶった中国語を話す団体さん。
長崎市内散歩は、これから後半にはいります。。。