どいの父ちゃんのブログ

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母の入院

10月17日(土)の早朝にスマホ電話が鳴った。N兄からだった。


「今朝未明、母さんが転倒して怪我をした。どうも骨折しているようだ。救急車を呼んで、今は病院にいる。」
 

…、大変なことになったと思った。これまで世間で聞いた「高齢の人が骨折して寝たきりになってしまう例」が頭をグルグル巡った。母にはずっと健康で、ゆっくりでいいから歩き回っていてほしいのに。

 

 N兄が言った。「意識はしっかりしている。命に別状はない。病院はコロナで面会を制限してる。今お前が来てもできることはない。俺が傍にいるから、お前は映画に行ってこい。楽しみにしてた映画に、行く予定だったんだろう? 観終えたら連絡くれ」

 そうなのです。この日朝9時からの「鬼滅の刃 無限列車編」の席をとってあった。母の状況が心配で、葛藤はあったけど、N兄に甘えて映画館に出かけました。

 上映は11時過ぎに終わり、手早く昼食を済ませて、頼まれた母の持ち物「服用薬」とか「携帯の充電器」や入院に必要な身の回り品をもって病院に行った。

***

 雨のなか病院に到着すると、母は手術室に入ったところでした。私の記載は不正確かもしれませんが、右の大腿骨と股関節の部分が骨折しており、これをプレートで固定する施術です。
 手術は、午後1時半ごろに始まり、午後5時少し前、ストレッチャーに乗った母が戻ってきました。7階の四人部屋でした。

 最初は全身麻酔の想定だったのが、「高齢の割に体力がある(by医師)」母には部分麻酔が施されたそうです。
母「痛くはなかったけど、手術中にお医者さんの話し声が聞こえてて変なかんじだった」

 

 この後、若い執刀医の方から短い話しがありました。

 まず、骨折の状況と施術内容の説明があり、
「リハビリの開始=足を地面につけることは週明け早々から開始する予定ですが、状況により少し遅れるかもしれません。でも座る練習は早くから始めます。」

 

 手術後、母は窓際のベッドの上で、しっかりした口調で看護師さんと話しをしていました。服用している薬のことも、服用を開始した時期など含め詳細に返答をしていました。たいしたものです。(母は准看護師の資格も持っています)
 
 これから、母の長丁場のリハビリが始まります。辛い事も少なからずあるでしょうが、家族皆で支えていきたいと思います。


 11月に予定(台風14号接近で延期)していた、母を連れての大洗一泊旅行は、ひとまず中止となりました。残念ですが、また次の機会にします。

 母のリハビリを支援しつつ、これからも「楽しいこと」をできるだけ我慢せずに実行していくつもり。
 …そんなわけで、「鬼滅の刃 無限列車編」のことも、後で書こうと思います。