『羊と鋼の森』
劇場に出かけたら時間が合わず、観られなかった映画…
週末にレンタル・ブルーレイで観てみました。
原作の小説は「本屋大賞」を受賞したそうですね(読んでませんが(^▽^;)。
冒頭のつかみ(主人公がピアノ調律の学校で学び故郷に帰るあたりまで)は、なかなか良かったけれど。
一度だけ観終えての率直な感想は、「すごく感心(感動)した」という程の出来栄えとは思えなかった。
だけどね‥。
物語の中で、三浦友和演じる調律師が、主人公に対して「自らが目指す(ピアノの)音」について、ある文章を引用して説明する場面がありまして。
その引用文が、心に響いたのでした。
『明るく静かに澄んで懐かしい文体、少し甘えているようでありながら、きびしく深いものを湛えているような文体、夢のように美しいが現実のようにたしかな文体』
これは、作家の原民喜(私は知らない人デス)の文章の中に出てくるそうです…
なんだか、オーディオ(音楽)そのものだなぁって思ったのです。特に、最後の「夢のように美しいが現実のように確かな」という部分。
ちなみに、最近絶好調の父ちゃんのステレオは、実はこの文章で云おうとしていることを想起させる鳴り方で、音楽を奏でてくれてます。
・・・長々と書いてきたのは、このことを自慢したかったから?うーん、そうかも(*´з`;)
最近購入した音盤2枚は、いずれもドイツ・シャルプラッテンのレーベル。
I. マルケビッチ指揮/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管(1973年録音)
ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」
(訂正追記:アップする音盤を間違えてたので訂正しました)