どいの父ちゃんのブログ

素人オーディオと 亡き犬と サラリーマン残り火生活

MGを… どうならす?


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ウィーンアコースティック:モーツァルト・グランド(MG)
2011年の暮れに、縁あって出会った中古品。
どいを亡くした父ちゃんの心を慰めてくれた愛器。

我が家に来て、ほぼ4年半が経過します(早いなぁ~)。
その音は、だんだんと「進化・深化・親化」してきました。
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MGの音について、手持ちのオーディオ雑誌には、以下のように書かれてる。

”…低域方向に伸長と量感があり、キャビネットの大きさやウーファー口径から想像されるレベルを超えたイメージがある。高域方向は声楽の子音やヴァイオリンの聴こえに若干の強調感がある。中域周辺はほんのりと明るい傾向だが肉質感も感じる。本機はトータルでメリハリがあり、ハッピーなサウンド。幅広い音楽ジャンルを楽しく聴かせる。”

↑これは、MGのバージョンアップ製品(スパイダー・コーン・ウーファー搭載版)のレビューですが、拙宅の旧型MGの印象もほぼ同じです。
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父ちゃんなりには、
「現代的な音づくりをベースにしつつ、意識して『懐古的(情緒的)な音楽表現の性格を持たせた』という感じでしょうか。

これまでは無意識に、MGの「現代的な音」の側面を追及してきていたと思います。
それは、父ちゃんにとっては、前の記事に書いた「彫刻的」な音。
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⇒音源(演奏)が、存在としてそこにある(=現実空間が2メートル先に再現される)かのような、明快な定位と強めのコントラスト。
⇒傾向としては「優美さ」より「迫力」を感じる鳴りっぷり。
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借り物写真の「イメージ」は、父ちゃん家の音の「例え」として、立派すぎデスが…(^^ゞ

ところが最近は「より懐古的=リアリティより情緒」な音で鳴らしたい欲求が出ています。

昔、実家で聴かせてもらった音の「記憶」(あくまで「記憶」)のせいかもしれません。
これは…つまりは、前の記事に書いたような「絵画的」な音。
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⇒演奏者(ヒト)のリアルな存在よりも、音楽表現がさざ波立つような、泉から水が湧きだすような…鳴り方。
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⇒音(音楽)が、聴く者に寄り添い、耳元(もしくは脳内)でささやくような鳴り方。
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↑これらの絵も、父ちゃん家の音「例え」として素晴らし過ぎです…(^^ゞ(^^ゞ

ううむ。ここまで書いてきて、思ったけれど。
いま、父ちゃんはモーツァルト・グランド(MG)を…
(これから「大ふんどし ふろしき」を広げますヨ~…)











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↑こんな感じに鳴らしたい(^^ゞ(^^ゞ(^^ゞ(^^ゞ(^^ゞ

絵の中から…
人々の会話、ほっぺの温かみ、食器のあたる音、木漏れ日を揺らす風の心地よさが、
柔らかく・鮮やかに伝わってくる。

我が家のMGが、こんなふうに鳴ってくれたら…
父ちゃんの幸福は、月をはるかに飛び越えて、銀河の涯てまで届くでありましょう。
(ムリカ?ッ!!)