どいの父ちゃんのブログ

素人オーディオと 亡き犬と サラリーマン残り火生活

2トップの一角は… 紅色

今週は、とっても寒いですね~ (・・;)
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さて12月16日(火)の晩、忘年会から帰ってきたら、届いておりました~。
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包みを解いたら…
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オークションで落札したカートリッジ
『オンライフ・ダイナベクター15B』
1978年発売のMCカートリッジです。(オークション掲載写真を拝借)
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夜分ながら、ガマンできるはずもなく…
さっそくオルトフォンのシェルに装着して音だし。
まずは、問題なく動作して「ほっ」としました。

現在のメインカートリッジ「DENON DL-103」と比較して、どうか??
到着当夜の慌ただしいショートインプレッション・メモです。
 
①試聴盤
・MJQ:「Blues On BACH」
Paul Simon:「Still crazy after all these years」
長谷川きよし:「街角」
 
②音質
「103」と比べると中高域が強めですね。
むしろ、103が「普通より低域寄り」というべきなのでしょうけれど。
レコードに記録された「音」を引っ張りだす時の「フック」のひっかけ場所が、
103は中低域から低域にかけての低い位置にある感じ。
15Bは、もう少し高い場所にある感じ。
↑ヘンな言い方ですが、そんな印象を受けました。
 
③表現力
音の表面の細かい襞ひだや、原音が持つキズのような(悪い意味ではなくて「楽器の特性」ともいうべき)ものが現れてきます。
・人の声は、103より前に出て、かつ若干上方に定位する。
・男性ボーカルも、ちょっと女々しく傾斜して、神経質に聴こえる。(好ましい範囲で)
 
④例えていうと
【DL-103】
パワフルで温かく、優しい。心配なく音楽を聴ける。がっちりした椅子に座り、温かいミルクティでも飲みながら、大きなラジオで音楽を聴いているような安心感。細かいことは気にせず、おおらかな感じです。どこか「男性的」。
 
【ダイナベクター15B】
これに対し15Bは、もっと厳しくて(ホメ過ぎかも?だけど)繊細優美。ひんやりした板の間に姿勢を正して座って鑑賞する感じ。表に出るパワフルさとはちょっと違う「芯の強さ」がある。強いて言えば女性的。自分の好きな物へのこだわりがあるちょっとツンとした女性の雰囲気。
 
⑤評価(…まだ早すぎるけど)
ゆったりと音楽を聴くなら「103」でしょうか。
趣味として、慰めとして音楽を聴くのですから、「そんなら103の方がよろしかろう」とも思うのですが。
しかし、なんというか「高尚な感じ」というか…。「MC的な鳴り方」は15Bが勝るのです。

【れぽーと続報】
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18日(木)の夜に、「15B」で以下のレコードを聴きました。
ジム・ホール:「アランフェス」
 
う~ん。「15B」はJAZZ向きなのかな?
「アランフェス」は、各楽器の演奏の抑揚が明確。ピアノ、サックスの切れ込みがスルドイ。
ソロをとる楽器が、入れ替わるように前面に出てくるところが「103」と違う。
 
一方「スプリング・ソナタ」は。
古い録音のせいもあるかも…ですが、音が固い。
音場空間がストイックすぎて、演奏者と音楽が対決しているような感じになる。
↑これはこれで、一つの趣味的な聴き方かもしれないけれど、低域豊かに・鷹揚に鳴る「103」の方が、少なくとも、この盤に関しては、はるかに愉しく音楽にひたることができます。

さて、まだまだ「速報」の段階ですが。
 
優劣・勝敗を付けることに意味はないし、「103」と「15B」は、父ちゃん家のアナログ2トップとして活躍してもらうことにします。
サブ(控え)として、アマニさんにいただいた「DL-110」もあるゾ。
 
実はですネ…。
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山本音響工芸の木製ヘッドシェルをもう一つ、発注してしまいました。
…明日、届くかな?