どいの父ちゃんのブログ

素人オーディオと 亡き犬と サラリーマン残り火生活

アナログレコード 「あの頃のフォーク」編

 
さて。父ちゃんのオーディオいじりは(ひとまず)一段落しましたが…
まぁ、できることはやってみよう…と。

 
…というわけで、先日のタモ材棚板の到着で余ったパイン材板を、アンプ棚段に「2枚重ね」してみることにしました。
イメージ 1
 
ついでに、アンプとCDPの置場所上下位置を変更。
これで、ケーブル結線の流れがいくらかスムーズになったかな??
 
音質向上効果は、(多分「気分」の問題で)「基礎のしっかり感」がいくらか増したかな?

 
 
さて、ガラード401の本格メンテなどの措置で蘇った 父ちゃんのレコード再生の悦び
おかげで「死蔵」状態に近かった父ちゃん家のレコードたちに、再び活躍の場が。
 
懐かしさも込めて、最近テーブルに乗る機会が増えたレコード12枚を紹介いたします。
今回は「フォーク編」。殆ど父ちゃんが高校~20歳前後の頃に聴いてたレコードたちです。
 
 
1中島みゆき「愛していると云ってくれ」
イメージ 2
 
冒頭の「元気ですか」からの強烈なつかみ。
癖が強くトロリとしたみゆきさんの声。このころ(70年代後半)は、日本のポップスは米国西海岸風サウンドの影響が強かったように記憶していますが、みゆきさんアルバムに共通する湿り気のある音質がとても心地よいです。「化粧」「ミルク32」「お前の家」
 
2長谷川きよし「街角」
イメージ 3
 
愛川欣也さんの深夜放送「パックインミュージック」で、長谷川きよしを知った。
実力満点の歌唱。しなやかで熱い伴奏楽器。録音も最上。
白無地に歌詞と演奏者名を印刷したジャケットデザインは、当時の父ちゃんには非常に新鮮でした。今はだいぶ黄ばんでしまいましたが… 「鳩笛」「風景画」「旅立つ秋」
 
3かぐや姫 「フォーエバー」
イメージ 4
 
かぐや姫解散は悲しかったけれど、解散直後に発売されたこのLP2枚組セットはすごく良かった。ごおるどさんの御記事にもありましたが、「ライブ73」収録の「置手紙」「星降る夜」、父ちゃん的には「さあど」収録の「そんな人ちがい」が入っていないのが、ちょっと残念。
かぐや姫の一連のアルバムは、どれも優秀録音盤でした。「けれど生きている」「雪が降る日に」などなど…
 
4井上陽水「断絶」
イメージ 5
 
陽水さん好きでした~。「断絶」から「スニーカーダンサー」に至る全てのアルバムは、発売が常に待ち遠しかった。…で、一枚選ぶなら「断絶」ですね。歌詞は、後の陽水作品と比較するとまだ「ナマ」ですが、瑞々しく哀しい声が、苦酸っぱい柑橘果物のようで素敵。
録音は、陽水の声と呼吸音、唇がペチャぺちゃ鳴る音が「コリっ」と硬質で気持ちイイのです。「感謝しらずの女」「家へお帰り」「傘がない」
 
イメージ 6
 
ユーミン結婚後、最初に出したアルバム。すこしほの暗い。以前からのユーミンファンの方には比較的評判の良くないアルバム…と、どこかで聞いたように思いますが。なんとなく、心身の愛を知った女性のなまめかしさを感じ、父ちゃんはスキだったんですよ。
ボブ・ジェームスの有名曲をぱくった(オマージュ?)アレンジの「ランドリーゲートの思い出」「出さない手紙」「紅雀
 
6さだまさし「親父の一番長い日」
イメージ 7
 
これは、アマニさんのブログのヘッダー写真に写っているレコードですね。それが印象に残っていて、先日、ハードオフを覗いていたら税込108円で売っていたので買っちゃいまして。盤質は悪くなく、洗浄もうまくいきました。
これ、45回転なのですね。ライブらしい空間感があって愉しいです。聴く者を正攻法で泣かせるストーリー。B面の曲を聴いて、「あぁ、そうだったのか」と思いました。
 
7小椋佳「彷徨」
イメージ 8
 
陽水、かぐや姫が出て、小椋さんが出ないわけには…。
この白いジャケットに写った、性別定かならぬ人物が「小椋佳」だと…ばかり思い込んでいた中坊の私。後で小椋さんの顔写真(「ほんの2つで死んでゆく」のジャケ)を見たときは、少なからずショックでした。
鮮明で、つややかな音質。青春風味が溢れる瑞々しさ。「木戸をあけて」「6月の雨」「この汽車は」
 
8岡本おさみ「風なんだよ」
イメージ 9
 
襟裳岬」や「落陽」など、吉田拓郎さんと組んだ有名曲がたくさんある作詞家です。父ちゃんは当時の作詞家でこの人がダントツにスキでした。このアルバムは、自分が書いた詞の曲をセルフカバーしたもの。オリジナル曲もなかなかすてき。
録音は、やや「くごもって」ますが、それが岡本さんの声に適っている。なんだか、石炭ストーブを焚いた部屋のような独特の香りと温かみのある雰囲気。「椅子」「風なんだよ」
 
9.小林倫博「第一印象」
イメージ 10
 
高3の頃、南こうせつオイチャンが深夜放送で紹介していた「新時代を担うフォークの旗手3名」の一人、小林倫博(みちひろ)さんのファーストアルバム。ちなみに他の2人は、原田真二さんと浜田省吾さんでした。
ボーカルに強い個性はないけれど、歌詞の切り口が新鮮で且つ誠実。音質的には取り立てて言う事はないが、大好きだったアルバム。
収録曲はみんなスキだけど…「東京シティー」「雨の昼下がり」「君は流れて」
 
10五輪真弓「えとらんぜ」
イメージ 11
 
フランスで録音されたもの(だと思うのですが)。
A面は、五輪さんの有名ヒット曲にフランス語の歌詞をつけている。父ちゃんはフランス語はわかりませんが、雰囲気はとても良いです。温度感が高めのダイナミックな音場と音質。低音には張りがあります。「少女」「ジャングルジム」
 
11六文銭Singles
イメージ 12
 
小室等さん率いるフォークグループ「六文銭」のシングル盤収録曲を収めたアルバム。吉田拓郎さんが酷評した「出発(たびだち)の歌」も入っている。小室さんといえば「雨が空から降れば」だけじゃありませんよ。
寺山修二作詞の「さよならだけが人生ならば」。谷川俊太郎作詞「守らずにいられない」
 
 12北山修12枚の絵」
イメージ 13
 
「フォーク・クルセイダーズ」メンバーだった北山修さんのファーストアルバム(セカンドはあったのか?)。
なんといっても、北山さん、加藤和彦石川鷹彦3人でギター演奏し、歌った「旅人の時代」が良い。このアルバムはこの曲がトドメです。…実は、他の曲は…古びました。
 
以上…相当、かたよりましたね~。
また手持レコードの洗浄を進めて、別ジャンルをアップしたいと思います。