どいの父ちゃんのブログ

素人オーディオと 亡き犬と サラリーマン残り火生活

聴いていただく曲は…? CD編

 
What do you do in your free time ?
(貴方の趣味はなんですか?)
英語では、こういうそうですね。
 貴方は自由な時間に何をしますか?
 
こう訊ねられたら、父ちゃんは答えます。
 オーディオで~ス。音楽を聴きマ~す♪
 
 おぅ。それじゃ聴かせてクダサ~イ。
なんて、社交辞令でも言われたら嬉しいけど、
 わぁ、何を聴いていただこうか…
こんな時は 虚心坦懐 ありのままの姿で臨めばよいのでしょうが、
見栄っ張りな父ちゃんは、ついつい エエかっこしいことを考えます。
 
お客さんに
 音、悪くないねぃ。
 なかなか、曲もええンじゃないかぃ。
と、思われたい「スケベ根性」が顔を出します 
 
お客さんが1時間、我家で音楽を聴いてくれる・・ことを想像(妄想)して、
手持ちのCDから選曲をしてみるという、暇つぶしをしてみました。
 
モーツァルトピアノ協奏曲21番 第1楽章 14'30"
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バレンボイム/イギリス室内管弦楽団 1968年録音
この時期の録音の特徴か、音像鮮明。バレンボイムのピアノは、音がコロコロと転がるよう。
このヒトの、どこか「たくましいオカマさん」的なピアノの音、好きです。
オーケストラの低弦の「弾み感」が心地よい。珍しいくらいにスローテンポな第2楽章の澄んだ感じも魅力的だけど、オーディオ的には第1楽章を聴いてほしい。
 
ノラ・ジョーンズ「Carnival Town」 3' 22"
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feels like home  2004年
ノラさんの声、心地よい。まるで、イヤな授業がある日の学校を、朝の微熱を理由に休んで、陽当たりの良い部屋で過ごす午後…のような安心感。まさに feels like home。ピアノと、コーラス(ハーモニー)の温かい音が心に沁みこむ。
 
ビル・エバンス トリオ 「ELSA」5' 08"
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Explorations 1961年録音
これも、比較的スローな曲です。
厳しくも優美。研ぎ澄まされたメロディとタメの感覚。洗練の極み…。
晩年の録音盤の光沢感とは違う、艶消し的な響き。
 
④ ポール・サイモン 「アメリカの歌」3' 44"
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There Goes Rhymin' Simon 1973年録音
録音は優秀…とまではいきませんが、心地よい音質。曲と詞がとても良い。あと、アレンジも。ストリングスのアレンジが好きなのです。同時代(70年代)の日本のPOPS・歌謡曲で、こんなに「モノをいう」ストリングスがあっただろうか。
 
⑤ 岡林信康 「みのり」 5' 57"
 
 
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ラブ・ソングス   1977年録音
岡林さんの一時的な活動中断後の復帰作。CD版が手に入ったときは、うれしかった。
肌身の温感があるギター2本の伴奏で、岡林の私生活の中から自然に湧いて出た「哀しみと美しさ」がないまぜになった幸福を歌った詩。録音もよい。
2月6日訂正デス
このアルバムは、「活動中断後の復帰作」というモノではありませんでした。
すみませんm(._.)m
 
矢野顕子 「愛について」 3' 31"
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Piano Nightly 1995年録音
友部正人さんがオリジナルですが、この矢野さんのカヴァーの方がスキ。
映像を必要としない、漆黒の空間から響くような、生命感あふれるピアノ弾きがたり。
 
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あるばむ 7 1974年録音
荒井由美ユーミン)の曲ですね。
長谷川さんの知人宅のプライベートスタジオ(兼居間?)でのライブ録音。
なんだか、オープンリールデッキでナマ録したまんまみたいな音。若くして脂がのりきった長谷川きよしのボーカルとギターが気持ちいい。
 
⑧ フォーレ レクイエム第4曲 「ピエ・イエズス」 3' 19"
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ミシェル・コルボ指揮 ベルン交響楽団 1972年録音
静かな伴奏の奥から、清らかな少年の独唱がきこえる。宇野功芳さんが「この曲は女性ではなく、少年の声が必要」と評していたけど、同感。
少年が細い足で立ち、凛々しく生真面目に、敬虔に歌う(言語はラテン語?)姿が目に浮かびます。
この曲をかけると、
「歌ってるのが、もし息子だったら、涙ナミダ・・よね」
って、母ちゃんがよく言います。同感する私との「バカ親ペア」デス(^^ゞ
 
⑨ ジム・ホール You'd be so nice to come home to  7' 04"
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Concierto 1975年録音
アルバム名は、これに「アランフェス協奏曲」が収録されてることによるのでしょう。アランフェスもステキなんですが、20分近い長い演奏で、選曲しにくいデス。
この曲、ホールのギターもよいけれど、チェット・ベイカーのトランペット、ポール・デスモンドのアルトサックスの「余白の美」を感じさせる演奏がすてき。最後の主題に戻る前のアンサンブルはカッコよくて、か・い・か・ん。
 
⑩ ジョニ・ミッチェル The dry cleaner from Des Moines 3' 22
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MINGUS 1979年
JAZZミュージシャン、ベーシストのチャールズ・ミンガスにささげたアルバム。
自にも他にも厳しく、何事にも「本質」に迫ろうとする人格…を感じさせるジョニ・ミッチェルのボーカルと音。ジョニさんのアルバムだけど、ベースのジャコ・パストリアスの存在感も強烈。この曲のアレンジはジャコ。弾むような、命の根っこ的な音楽/リズムの悦びを感じる。
 
 
…などと、だらだら10曲ピックアップしましたが、合計演奏時間は60分に少し届かないようでした。 あ。もうこんな時間だ。おやすみなさい。