どいの父ちゃんのブログ

素人オーディオと 亡き犬と サラリーマン残り火生活

久しぶりの… バグダッドカフェ

帰宅途中のクルマの中で、久しぶりに『バグダッド・カフェ』が観たくなって。
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1987年のドイツ映画
監督:パーシー・アドロン
 
10年以上前、テレビでやってたのを途中からみはじめて、
引き込まれて、最後まで 観てしまった映画。
今夜、DVDを引っ張り出して観てみました。
 
米国ネヴァダ州のハイウェイ沿いのさびれたモーテルを切り盛りするブレンダ。
ブレンダは、常に不機嫌な、やせた黒人女性。
ネヴァダの乾いた空気の中で、感性も思いやりも干上がってしまったような女。
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(↑このヒト。「ALL THAT JAZZ」で看護婦さん役をやってましたね)
 
そこに、旅行中に夫とケンカ別れしたドイツ人女性(ジャスミン)がやってきて客となる。
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体型も、肌の色も、性格も正反対の二人の女性は、最初まったくそりがあわない。
ジャスミンにとって、このモーテルはまるで別の惑星のように居ずらい。
けど、彼女たちの境遇には共通点があって、段々と心が通じ合っていく。
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あらすじはなんてことない映画なんですが…
あらまぁ。観てると、不思議に引き込まれるんですよ。
 
言葉や、小道具や、一瞬の映像や、いろいろなものが、
わかりやすいけど、低俗ではない伏線となり、登場人物の心理を伝えてくれます。
エンディングの言葉のやりとりも、ありがち風だけど、いい塩梅にひとひねりされてる。
 
テーマ曲「Calling you」は、とっても有名ですよね。
この映画のためのオリジナル曲なのか、どこかからの転用なのか???
 
表面はカサカサしているけど、中身はみずみずしい不思議な映画…と思います。