どいの父ちゃんのブログ

素人オーディオと 亡き犬と サラリーマン残り火生活

接点磨きで 新発見(^O^) ♪~

先日買ったオーディオ雑誌「オーディオ・アクセサリー」に付録がついていました。
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オヤイデ社「クリーニングスティックEC」のお試し用2本セットです。
オーディオ機器を繋ぐケーブルの接点の汚れを効果的に取り除き、かつ磨き上げるもの。
 
この製品の特長は、その「形状」にあるらしく、
「電源の穴にも、差し込んでゴシゴシできるよ」と。
「さすれば電源の接点がキレイになって、電気がギュンギュン流れるよ」というわけです。
試してみました。
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こんなふうに、電源コンセントの穴に差し込んでゴシゴシ
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「あら~」やっぱ、汚れてたのね。クリーナーが真っ黒けになりました。
 
部屋壁の電源コンセントと、延長コードのタップ、
それからアンプとCDプレーヤーの電源ケーブル差込口をゴシゴシ。
あと、CDプレーヤー⇒アンプ⇒スピーカーの接続接点も磨き上げてみました。
 
掃除の直後は、
「ん?どこか変わったんかな?」
というのが実感でした。
 
…が、なぜかそれから1日~2日経って、変化が現れました。(不思議ですね)
 
用語を使えば、「SN比(シグナル・ノイズ比率)が向上した」ということでしょうね。
静かな部分が「単に無音」なのではなくて、音楽の一部になっていると申しましょうか。
或いは、オーディオ評論で言われる「空気が楽器になった」という感覚が現れてきた、と申しましょうか…。
 
要するに、生々しさと迫力が増したということで、あります。
それだけでなく、音も美しくなっている。
 
以前、オーディオ電源を取っている部屋以外のブレーカーを切って、電源の混濁を抑制する実験をしましたが、そのときと同じ傾向の効果が現れています。
 
音がよくなったというよりも、「音楽が美しくなった」と言える状態。(嬉しい)
このアクセサリーは侮れません。価格も安いようだし、今度購入してみようと思います。

 
さて、音質が変わったことで、演奏の好みにも、少し影響が出ています。
 
父ちゃんは、モーツァルトのピアノ協奏曲が大好きで。
その中でも、とくに第24番が好きなのですね。3つの楽章すべてが素晴らしい。
 
これまでは、内田光子/テイト=イギリス室内管弦楽団の演奏が一番の好みだったんです。
CDは、内田盤のほかに、東ドイツの女性ピアニスト:アンネローゼ・シュミット/クルト・マズアドレスデン・フィルの全集を持っていたのですが、
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少し誇張しますと。
シュミットさんのピアノは
少し気が強すぎ?高慢でつっけんどん?」
というような印象があり、
ドレスデン・フィルの伴奏は
「重厚だけど、むしろ鈍重?やや田舎くさい?」
という印象があって、
「やっぱり、内田/テイト盤の方がいいや」
と思っていたのです。
 
ところが・ところが。
久しぶりにかけたシュミット/マズア盤、これが抜群に良いのです。
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ピアノの音は澄みきっているし、音のエッジに微妙な面どりがあって柔らかさも感じる。
とても高価でキレイな、白い碁石のような…。
 
気が強すぎる印象のあった演奏は、むしろ「凛」としていて、気品がたかい。
極めて高度な「ツンデれ」的魅力…。というのはこじつけすぎた言い方かなぁ。
ありのままの姿で美しい、誇り高い女性という感じがするのです。
オーケストラは、
高い規律を持った弦のハーモニーが、重量感だけでなく、しなやかで、大きな者だけが持つ優しさを漂わせます。
 
とっても勝手な言いぐさですが。
今のところ、内田/テイト盤は、これに比べてやや「人間的すぎる」というか。
(変な言い方ですが)なんちゅうか、「設計しすぎ」という感じがしてしまいます。
 
もう一つ、久しぶりに聴いてヨカッタCD。
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この曲の第2楽章(アンダンテ)で、弦がだんだん巨大になって、
音像の枠がどんどん上に広がっていって、聴いていて怖くなる箇所があります。
ワルターさんの音楽は「微笑がある」というような言い方を、評論本で見ますが、
この美しい優しい曲で、こんな迫力と怖さが出るなんて、
ワルターさんは、やっぱり凄い人、凄い芸術家なのだなぁと感じた次第です。
 
ああ。キリがない。
人の声を聴くのもスゴク楽しくて、アレコレ聴いておりますが。
今夜はこのくらいで終わりにします。
ど素人なのに、一人コーフンして、もすわけありません。(^^ゞ